敵に塩を送る。
時々耳にする「ことわざ」ですが、
「なんだ、あいつは!? おいっ!塩を撒いとけ!!」などのセリフから、厄除けのような、
または「傷口に塩を塗る。」と混同していて、「さらに追い込め!」のような使われ方を耳にしますが、実は違います。
弱っているならば助けてあげようという意味なのです。
語源は、日本の戦国時代の話です。
内陸にある甲斐の武田家は、塩の自給自足ができない。藩が弱ることを狙って、駿河の今川、相模の北条が今でいう経済封鎖。そこへ越後の上杉謙信が、それとこれとは話が違うということで、犬猿の仲なのに信玄へ塩を送ったというお話(後世に伝わる美談らしい。)本当は、謙信が経済にも強く、越後から甲斐へ塩で商売していただけのようなお話が。。。
さて、なぜこのことわざが?
その越後の上杉、甲斐の武田までの物流に使われた道が糸魚川を起点にあります。千国街道と呼ばれております。(糸魚川街道、松本街道とも呼ばれる)
加賀の前田家が大名行列で通った道とは異なります。前田家は糸魚川を通過して、今の上越の高田から南下しております。なので、千国街道には大きな宿場町というのはあまり無いようです。関所はあったみたいですが。
そんな昔の人々が歩いた道を歩いてみませんか?というイベントの紹介です。
春の塩の道、ボッカや牛方が塩や海産物など海の幸を背負子や牛に荷をつけて信州にたくさん運びました。糸魚川の白馬通り、加賀街道に商人やボッカ衆が往来しにぎわっていました。ゴールデンウィークの前日の5月2日。この塩の道を起点から根知谷の根知駅まで歩き、5月3日 小谷村、4日 白馬村、5日 大町市 の塩の道祭りにつなげてみませんか。全国各地からお待ちしております。
日時:平成28年5月2日(月)受付8時~ スタート9時
会場:ヒスイ王国館(糸魚川駅日本海口隣接)【受付・スタート場所】
参加費:無料
問合せ:糸魚川市観光案内所 025-553-1785
※仮装ボッカ、旅姿など大歓迎!
※当日、受付にてお弁当を予約できます。(先着80個、孝行茶屋で引き渡し)
※市民からボランティアスタッフを募集しています。
東京から、始発の北陸新幹線で間に合います。【06:28発→08:44着(2時間16分)】
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