日本酒根地男山の酒蔵で知られる渡辺酒造店(渡辺吉樹社長、糸魚川市根小屋1197-1)は、現施設の近くに出荷管理棟および販売店舗を計画しており、このほどカネタ建設の設計・施工で工事に着手した。
現在の出荷棟が老朽化したことから建設する。新施設は地元の根地谷産にこだわり、材料となる木材は昨年3月から自社所有林の杉を伐採し、製材までを行った。建物は金具など使わない伝統工法で建設。工期は約2年の2018年3月末。投資額はおおむね1・2億円。
施設は木造2階建て、延べ床面積は約480㎡。1階は販売スペースと出荷管理棟、2階には多目的スペースを設ける。また、フォッサマグナパークも近いことから、観光客を取り込む。
日本酒の原料も地元産にこだわる渡辺社長は、酒造好適米の最高峰と言われる兵庫県東条地区の山田錦の権利を返上し、1997年から地元根知谷での契約栽培に取り組み2003年からは自社栽培を開始した。

参考:https://www.nikoukei.co.jp/kijidetail/00316874

根知男山
根知男山